安心の訪問設定?

今日は札幌市内で2件ほどパソコンの訪問サポートに行ってきました。
どちらも中高年からそれ以上の世代のお客さんで,パソコンはそれなりに使いこなしていらっしゃる方ですが,プロバイダーの乗り換え時に必要な設定は自信がないとのことで,呼んでくださいました。
共通しているのは,契約時に受けた説明の中で「接続設定は簡単にできるので大丈夫ですよ」と案内されたことです。
確かに接続設定自体はルータの2か所の欄に認証IDと認証パスワードを入力すれば終わりなので,簡単といえば簡単なのですが,その入力までは人によっては長い道のりがあるのです。
次の手順を読んでどう感じられるでしょうか?
●まずはPCを立ち上げてIEなどのブラウザを開き,アドレスバーにデフォルトゲートウェイのIPアドレスを打ち込んでルータの設定画面を開き管理者パスワードを入力するか新たに設定する。この時管理者パスワードがすでに設定されていたり初期パスから変更されていてそれが不明であれば,ルータを初期化してからパスワードを設定,若しくは工場出荷時に設定されているパスワードを入力。
●それから認証情報を入力する画面を開く。ルータによってはPPPoE設定の画面を開く。
●その画面でやっと認証IDと認証パスワードを入力できる。
●入力後は画面のどこかにある「設定」とか「保存」というボタンをクリックする。
わかる人は問題ないと思いますが,そうでない人にとっては何かの暗号が書かれているのか?と思えるほどなじみのない言葉が出てきます。
ほとんどの人は接続設定なんて一生のうち何度もすることはないでしょうし,接続設定の知識がなくてもネットは使えるので無理はありません。
電話サポートを受けるにしてもこの手順を音声だけで説明されて果たしてうまくできるのか? こんなめんどくさい思いをして設定しなければならないのか!! というのが正直な気持ちかと思います。
人によってはたった2か所の入力でも,それに至る道が困難を極める場合があるのです。
面倒だ!! わからない!!
何も異常なことではありません。
そんな時は訪問サポートの利用も検討してみてください。